パラかめタクシー、○○中!
※当ブログは一部フィクションであり、もしかしたら実在するかもしれない「パラかめ」を名乗る法人等とは無関係です (左の絵はイメージです)
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プロフィール

乗務員名:はやたまG
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもご乗車いただきましてありがとうございます。
パラかめタクシー運転手のはやたまGです。
4輪・2輪とも半クラッチが苦手なプロドライバーです。
       ( 中 略 )
では、本日もタクシードライバーGのひとりごとにお付き合い下さい。


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9ヵ月ぶりの客
またあの店に配車された。
酔っ払ってやたらと絡んでくるあの男がよく乗ってくる、あの店だ。


ここに来るたびに、

 「アイツは乗ってくるなよ」

と願っている。
その願いが通じているのか、最近は俺に当たる事はなかった。
しかし、他の運転手はやっぱり当たっていて、

 「アイツ、最悪!」

と、みんなに嫌われている厄介者だ。


店に声をかけるも、なかなかお客さんは出てこない。
駅にはお客さんが並んでいる時間。
時間のロスはもったいない。

5分ほど待ったか、店のドアが開いた。
ドアから出てきたのは、店のママに抱きかかえられた、あの男だった。

相変わらず怒っている。
この男ほどの怒り上戸の酔っ払いは見たことがない(いや、見たくもない)。
ママに文句を言い続け、なかなかタクシーに乗ろうとしない。
いや、俺としてはその方がいいんだけど。

やっと乗り込んだのが(乗り込んでしまったのが)、店のドアが開いてからさらに5分くらいが経過した時だった。

 ママ 「お客さんの自宅、ご存知ですよね」
 G   「はい、わかります」
 ママ 「じゃあ申し訳ないけど、何を言われても家まで送って下さい」
 G   「…努力、します…」

ママがお客さんのポケットから財布を出し、先にお金を手渡してもらったので、少しは気がラクだ。

 G   「ご自宅でよろしいですね」
 男  「裏のスナックに行け」
 G   「裏のスナックですか?」
 男  「そうだよ、さっさと行け!」

自宅よりは裏のスナックの方がはるかに近い。
絡まれている時間も短くなるし、俺はその方が好都合だ。
車を裏のスナックに回す。
しかし、あろう事か、土曜日だっていうのにそのスナックは閉まっていた。

 G   「スナック閉まってるので、自宅に戻られますか?」

この男に敬語を使うのがバカバカしく思えてきた。
男はしばらく考え込んだ後、

 男  「さっきの店に行け」
 G   「え?今出てきたところじゃないですか」
 男  「いいから行けよ!運転手!」

やむを得ず、さっきの店に戻る。
男は自力では動けないようだ。
後ろのドアを開ける前に、事情を説明しに俺だけ店に入る。

 G   「どうしてもココに行けって言い張るんですが、どうしましょう?」
 ママ 「ヤダ〜、何で戻ってくるのよ〜」
 G   「警察呼びましょうか?」
 ママ 「しょうがない、アタシが一緒に行くわ」

最初からそうして欲しかったな。

相変わらず車内では怒ったり卑猥な言葉を発したりしている。
ママも気の毒だ。

何とか男の自宅に到着。
ママが抱きかかえて自宅玄関まで男を連れて行く。
そういえばこの男、独身か?
奥さんや子供はいるのか?

やっとの事で男から解放されたママが車に戻ってくる。

 G   「お手数をおかけしてしまい申し訳ありません」
 ママ 「そうよ、何で連れて戻ってくるのよ」
 G   「そうせざるを得ない状況になったんで」
 ママ 「アタシだって仕事忙しいんだからね、店に戻って!」
 G   「はい、すみませんでした」

男に絡まれているより、ママに怒られているほうがよっぽどラクだ。
そう思ったのだが…

 ママ 「やっと帰ったと思ってホッとしてたのに」
 G   「すごくタチ悪いですよね」
 ママ 「ホントよ」
 G   「お客さんを選べない商売だから辛いところですね」
 ママ 「選んでるわよ」
 G   「え?」
 ママ 「あの男、とっくの昔に出入り禁止にしてるんだけど、言う事聞かないのよ」
 G   「そうなんですか」
 ママ 「おかげでお客さんも離れちゃうし」
 G   「あの男が来たから帰る、みたいなですか?」
 ママ 「それだけじゃなくて、全然来なくなった人も多いし」
 G   「大打撃ですね」
 ママ 「最近、ウチから飛ばない(=長距離がない)でしょ」
 G   「そうですね」
 ママ 「店の評判も悪くなっちゃってるの」
 G   「え〜?」
 ママ 「お互いつらい仕事よね」

なんか、いつの間にか愚痴の聞き役になっていた。

店に到着。

 ママ 「ありがとう、不足分はいくらですか?」
 G   「いえいえ、ご迷惑をおかけしてしまったので、お代はいりません」
 ママ 「それはダメ、運転手さんも大変だったんだから」
 G   「そうですか、申し訳ありません、え〜っと…」

ドタバタしていて気がつかなかったが、メーターを入れるのを忘れていた。
その場でメーターを入れると、

 G   「740円ですね」
 ママ 「そんなワケないでしょう」
 G   「いえ、ホントにメーター入れてなかったんで」
 ママ 「そう?じゃあ、それに迷惑料も込みで…」
 G   「ちょ、ちょっと、多いですよ」
 ママ 「いいのよ、ゴメンなさいね、またよろしく」

ママは2000円置いて行った。

時間にして40分。
どうなる事かと思ったけど、ママの対応が良かったので後味スッキリだった。

デジタコ
トラックの運転手さんを乗せた。

 客 「このタクシーはデジタコ付いてるの?」
     ※デジタコとはこちらのページで簡単に説明されています
 G  「いいえ、まだですが、来年早々には導入されるようです」
 客 「あれがあると仕事にならないんだよ」
 G  「と申しますと?」
 客 「速度オーバーとか勤務時間オーバーとか、キッチリ管理されちゃうからさ」
 G  「厄介ですね」
 客 「速度なんか1キロでもオーバーしたら、給料カットだからね」
 G  「1キロで?」
 客 「高速で渋滞に巻き込まれたりして約束の時間に間に合わなくてもアウトだし」
 G  「渋滞にハマった時点で給料カットみたいなもんですね」
 客 「かといって、早めに出ても勤務時間オーバーになっちゃうし」

運転手の労働条件を改善したり事故削減とかを目的に作られた機械なんだろうけど、そんなコトされたら給料が減って生活が成り立たなくなるぞ。
まったく、お役所は机上の理想論だけであーしろこーしろと言うだけで、現実を全然わかってないんだから。

エンジンルーム
今日から担当車が替わった。
出庫前の点検のためにボンネットを開けてエンジンルームを見ると…
あまりの汚さに絶句。
まだ1年ちょっとしか経っていない車なのに。

とりあえずそのまま出庫して、昼間に1時間かけてエンジンルームの掃除をしました。
手が真っ黒…

この秋一番の寒さ
フルフェイスのヘルメットかぶってるのに、顔が冷たい!